大麻・けしの写真
北海道石狩振興局保健環境部保健行政室
(北海道江別保健所)
(北海道江別保健所)
一年生の草本植物であり、全草に独特の臭気(青くさみ)があります。 茎は四角形、緑色で浅い縦溝が通っていて、真直ぐに立ち、太さは親指を越えるものもあり、高さは1~2.5メートルぐらいになります。 葉は、3~9枚の小葉が集まって掌状となり、その小葉の辺縁は鋸の刃状に切れ込んでいて、その先端は尖っています。 葉は茎の下部では対生し、成長した茎の上部では互生しています。
|
![]() |
「植えてはいけないけし」には、「ソムニフェルム種」「セティゲルム種」及びハカマオニゲシ」の3種類があります。 このけしには麻薬の原料であるモルヒネ等が含有されており、観賞用として栽培していても厳しく罰せられます。 |
(1)「ソムニフェルム種」
一年生の草本で、高さは100~150センチメートルに達します。 全体は特徴のある帯白緑色で、ろう質が付着しており、ほとんど無毛、茎は太く、葉は半ば茎を抱き、下部につく葉は狭長で、上部につく葉は心臓形をしており、長さは10~20センチメートル、巾は5~10センチメートルで、葉のふちはぎざぎざになっており、その先端は尖っています。 花は、花びらが細裂しているものやボタン型、カーネーション型の八重咲き等があり、色は、白、桃色、淡紫色、赤色およびこれらの組合せがあります。 花が散ると長円形または球形のさく果(けし坊主)を付けます。 |
![]() |
(2)「セティゲルム種」
一年生の草本で、「ソムニフェルム種」に近似していますが、草丈は、低く50~100センチメートルで、茎は分岐性が旺盛です。 葉は狭心臓形をしており葉のふちがぎざぎざで、光沢の少ない緑色をしています。 花は、「ソムニフェルム種」に比べ、やや小さく、淡紫色または赤色の4弁花です。 さく果(けし坊主)は下側が細い球形をしています。 |
![]() |
(3)「ハカマオニゲシ」
多年生の草本で、草丈は60~100センチメートルで、全体に白色の剛毛があります。 葉は、濃緑色で、葉身は羽状に深裂します。 初夏に深紅色の花を茎頂に1つ付け、花の下に4~8個の苞葉(はかま)があります。 花は大きく径10センチメートルで、花びらは4~6枚、深紅色で基部に黒紫色の斑点があります。 さく果(けし坊主)はカップ状をしています。 「オニゲシ」によく似ていますが、花の色と花のすぐ下の苞葉(はかま)とで区別できます。 |
![]() |
「植えてよいけし」
「植えてよいけし」には、「オニゲシ」「アイスランドポピー」ヒナゲシ」などがあり、観賞用に栽培できます。 |
(1)「オニゲシ」
多年草の草木で、草丈は50~100センチメートルで、葉や茎全体が白く硬い毛で覆われています。 葉は濃緑色で、鳥の羽のような形に深く切れ込んでいます。ハカマオニゲシニに似ていますが、ハカマオニゲシに比べ、葉色は黄色味がかかり、葉の幅が広い傾向があります。 初夏に橙~朱色の大きな花を茎頂に1つ付け、花の下に1~4枚の苞葉がつくもののあります。 花は大きく径10センチメートルくらいで、花びらは4~6枚で基部に黒紫色の斑点があるものとないものがあります。 さく果(けし坊主)は、表面に毛がなく、青緑色です。 |
![]() |
(2)「アイスランドポピー」
ケシやハカマオニゲシに比べて小さく、草丈は70~80cmで、葉・茎・つぼみの表面には長く荒い毛がついています。 葉は柄(葉柄)があり、長さは柄を含めて3~15cm、色は緑色で深い切れ込みがあり、菊の花に似ています。 初夏に可憐な7~8cm径の花をつけ、色は橙・赤・桃・黄・白などで、花びらは4枚です。 さく果は、長さ1~3cmで表面が毛で覆われています。 |
![]() |
(3)「ヒナゲシ(ポピー)」
ケシやハカマオニゲシに比べ小さく、草丈は50~80cmで、葉・茎・つぼみは緑色で、表面は多数の細かい毛で覆われています。 葉には、深い切れ込みがあります。 初夏に可憐な6~8cm径の花をつけ、色は紅・橙・桃などで、花びら4枚の一重咲きと八重咲きのものがあります。 さく果は、長さ1~2cmで表面に毛がありません。 |
![]() |
連絡・お問合せ先
北海道石狩振興局保健環境部保健行政室 (北海道江別保健所)
企画総務課 地域医療薬務係
企画総務課 地域医療薬務係
〒069-0811 北海道江別市錦町4番1号
電話番号:011-383-2111(代表)
ファクシミリ番号:011-383-2185
メールアドレス:ebeho.somu2@pref.hokkaido.lg.jp
電話番号:011-383-2111(代表)
ファクシミリ番号:011-383-2185
メールアドレス:ebeho.somu2@pref.hokkaido.lg.jp