○飼料用トウモロコシ○ ドローン防除の実演会を開催 ~ 適期防除を目指して ~【恵庭市】

 6月26日、恵庭市の飼料用トウモロコシほ場でドローン防除の実演会を開催しました。恵庭市酪農部会員6名が参加し、当地域ではまだ導入のない飼料作物へのドローン防除作業を見学しました。
(協力機関:株式会社サングリン太陽園、石原バイオサイエンス株式会社、JA道央)

 このほ場では、近年急激に拡大する難防除雑草「ガガイモ」に対し、完全な除草が無理でも防除作業を適期に行い被害を軽減しよう、という試験をしています。牧草の収穫作業との競合で適期防除が難しいという地域の課題も踏まえ、作業委託を視野に入れたドローンでの防除を検討しているところです。

今回使用したドローン本体のアップと実際に散布している様子

写真1 今回使用したドローン (DJI T-25)

 散布作業はものの10分で終了しましたが、その後は見学者から「追肥にも使える?」「自分たちで所有するのもありかも」など様々な質問や意見が飛び出し、予定時間を越える盛り上がりとなりました。

 今回の実演では、ドリフト対策や自衛隊・高速道路の許可申請などなど、ドローン防除の実施には多くの条件があることも分かりました。「ドローンでの適期防除」をすぐに広めるのは難しいかもしれませんが、ガガイモ対策の一つのアイテムとして、今後の可能性を感じた実演会となりました。

実演後に盛り上がった質疑応答の様子

写真2 盛り上がった質疑応答の時間

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