当普及センターでは、有機農業の取組面積拡大に向け、土地利用型作物を対象に有機栽培技術の検討を行っています。安定的な有機栽培には輪作体系の確立が重要であり、昨年から農業者と一緒に直播てんさいの有機栽培に挑戦しています。
10月9日(木)、千歳市で試作している有機てんさいの収穫調査を実施しました。慣行栽培のてんさいに比べ小ぶりなものの、化学肥料、農薬を使用していないとは思えないほど立派なてんさいが収穫できました。
今年は裸種子を使用したため、昨年に比べ初期生育は良好でしたが、夏~秋にかけてアカザやヒユが繁茂し、てんさいの生育や収穫作業への影響が懸念されました。
今後は、生育後半の雑草対策をはじめ、有機てんさいの安定栽培に向けて農業者と検討を重ねていきます。

写真1 収穫前のてんさい

写真2 収穫調査の様子

写真3 掘り上げたてんさい

