令和7年3月6日、江別市(都市と農村の交流センターえみくる)で、「令和6年度直売所におけるトレーサビリティ研修会」を開催し、農産物直売所の出荷者、運営者計43名が参加しました。この研修会は、今年度の石狩農業改良普及センターの調査研究活動(農産物直売所の実態調査)で得られた直売関係者の食の安心安全に対するニーズを受けて企画しました。食品衛生法改正後の営業許可・届出(講師:江別保健所)や農薬使用(講師:普及センター)を軸に、国が推進する「みえるラベル」(講師:農政事務所)や石狩振興局独自事業を活用した、大型直売所と野菜ソムリエが連携した“インフルエンサー活動”について、野菜ソムリエから話題提供いただくなど、直売関係者に知ってほしい情報を盛りだくさんに発信しました。閉会後の会場内で数名の参加者から「今後もこうした研修を継続してほしい」との声があり、その後のアンケートでも「食品衛生法の改正点がわかり、再確認できた。講師と参加者の情報交換形式で食品衛生法を掘り下げて研修したい」「残留農薬事故を起こさないよう、気が引き締まった」「野菜ソムリエの方が生産者と消費者をつなぐ活動をしてくれてありがたい」など、次につながる意見も寄せられました。今後も有益な情報提供ができるよう、地域の声にアンテナを張り、積極的な情報発信をしていきます。
写真1 食品衛生法の改正点を学ぶ参加者
写真2 農薬の安全使用を啓発