当別町高岡に令和5年4月、「ジャージー牛での放牧酪農経営」で藤田龍太・里世夫妻が新規就農しました。二人は、ジャージー牛に濃厚飼料を与えない完全放牧による、グラスフェッドミルク生産を目指しています。前例のほとんどない取組の支援として関係機関(当別町農務課、JA北いしかり、普及センター)が連携し、ジャージー牛の発育経過把握を目的に行った体測(体高・体重測定)の報告会が、令和6年1月11日に行われました。普及センターが体測結果から把握した発育曲線を分析し、順調な発育であることを共有できました。役場やJAからは、分娩や搾乳、商品開発(飲用乳やアイスクリームミックス)のスケジュールについて確認があり、令和6年6月から本格生産が始まる計画で、加工場建設や許認可関係も滞りなく進められており、藤田氏からは、「牛たちの発育が順調であることがわかり、牧草や野菜(栄養源として与えている)の必要量が把握できたので、安心しました。今後は、商品開発に力を入れられます」との言葉がありました。令和6年夏には、当別町産ジャージーミルクやアイスクリームが楽しめる日が来る予定です。皆さん、楽しみにお待ちください。!
写真1 体測を行い、発育経過を把握
写真2 報告会で発育の確認と今後を検討
写真3 ジャージーミルクの試飲も大事