2022年から普及センターで栽培支援を行ってきた、長なす隔離床養液栽培の部会がついに誕生しました!JA道央管内の栽培農家8戸(江別市5戸、恵庭市3戸)で構成され、2025年の作付面積は約50aを計画しており、販売拡大を目指します。
北海道での作付けがほぼ無いなすは、ほとんどが本州から入荷されており、道内産は1%程度と少ないため、非常に期待される品目となっています。これまで、北海道産なすの平均収穫量は3,500kg/10aと低く、収益性が上がらないとされていました。しかし、部会では2022年から隔離床養液栽培技術を導入したことにより、2024年産の平均収穫量は、10,000kg/10aと大きく上回ることができました。これは、本州産地にも引けを取らない収穫量です。
8戸の生産者は全員、日射量に応じたかん水や風向・風速に応じた側窓開閉による温度管理、二酸化炭素の施用などを全て自動で行えるスマート農業技術を導入しております。これにより省力的かつ、効率的ななす生産を実現しています。今後生産者、面積ともに増加する見込みであり、道民の皆様の食卓に届くことが期待されます。是非一度、ご賞味ください。
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写真1 設立総会(3月27日JA道央営農事業本部)
写真2 高品質な長なす(2024年産)
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