エゾシカから農作物を守ろう!【札幌市】

 令和5年11月28日JAさっぽろ主催による鳥獣被害対策研修会が開催されました。果樹・蔬菜部会員21名が参加して近年急激に増加しているエゾシカの被害対策について学びました。札幌市、JAからはエゾシカ被害軽減のための事業とシカの捕獲状況について説明がありました。また、北海道立総合研究機構の亀井利活研究主任より果樹被害を及ぼすエゾシカの生態と被害について、(株)ファームエイジの佐野氏からは主に電気柵の正しい設置・日頃の保守点検についての研修を受けました。農業者からは「冬期間は積雪のため電気柵の効果が小さく、食害被害が大きい。もっと効果的な対策はないのか」との意見が出されました。その後普及センターから地域ぐるみの活動で効果を上げている三重県の事例を報告し、当地域でも協力して取り組める対策についてグループ討議を行いました。この取り組みは今後も継続して農業者と検討を重ねていく予定です。

写真1 地域で取組める鳥獣対策を話し合う。

写真1 地域で取組める鳥獣対策を話し合う。

写真2 シカの出没地点をマッピング。

写真2 シカの出没地点をマッピング。

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