適正輪作に向けて期待!!~子実用とうもろこしの導入の可能性を視察~【千歳市】

 9/19(火)、普及センター職員6名は、千歳市で飼料用とうもろこし品種比較試験ほ場(カネコ種苗)の視察を行いました。耐病性や耐倒伏性に加え、早晩性※1にも着目し、各品種の生育状況を確認しました。本年は高温であったため、中生(約100日タイプ)品種は収穫適期に達していました。当地域では、秋まき小麦の前作物として、9月上旬までに収穫できる品種(約85~90日タイプ)が推奨されてきましたが、中生品種(約100日タイプ)の作付けができると、畑作物の輪作適正化に加えてさらなる収量向上への期待が高まります。
※1 早晩性:開花や収穫に至るまでの栽培期間の長さの指標。早く開花や収穫に達するものから「極早生」、「早生」、「中生」、「晩生」、「極晩生」に分類。

写真1 中生種:下位葉枯れ始め。

写真1 中生種:下位葉枯れ始め。

写真2 晩成種:茎葉は未だ青い。

写真2 晩成種:茎葉は未だ青い。

写真3 ソルガム品種比較試験の様子(緑肥・飼料作物として利用)。

写真3 ソルガム品種比較試験の様子(緑肥・飼料作物として利用)。

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