米をはじめとした美味しい農産品の産地としてのイメージが強い新篠津村ですが、まだまだ知られていない観光の魅力があります。その魅力をまとめたPR動画を制作し、交流人口の拡大を目指します。この取組は、新篠津村地域おこし協力隊との連携のもと、北海道情報大学島田研究室のご協力をいただいて推進いたします。
<北海道情報大学 情報メディア学部情報メディア学科 島田研究室の皆さん>
<新篠津村地域おこし協力隊:左から 中木さん、定宗さん、河井さん>
○撮影作業(第三回)(2月11日)へ
○動画お披露目(3月22日)へ
事前調査
◇7月2日(日) 曇りのち晴れ
観光PR動画制作の第一歩は新篠津村の魅力をよく知ることです。今回PR動画の制作に協力いただく北海道情報大学の学生は新篠津村役場と地域おこし協力隊員の案内により、村内の観光ポイントなどを取材しました。
<グランピング>
今年度から「しんしのつ温泉 たっぷの湯」の横で、今注目のキャンプスタイル「グランピング」がスタート。ベッドやソファー、冷蔵庫などを完備し、テレビにも取り上げられました。学生はスタッフの方から説明を受けながら、動画にどのように取り込むか、熱心に検討していました。
<しんしのつ産直市場>
新篠津産の採れたて野菜を購入することができる「しんしのつ産直市場」は、開店前から行列ができる人気の直売所です。新篠津村の瑞々しい野菜を手にとってしっかり確かめていました。
<グライダー滑空場>
学生全員がグライダーによる滑空を体験しました。まるで鳥のように空を滑空できたことは最高の体験となったようです。この迫力を視聴者にどのように伝えていくのか、腕の見せどころです。
<しのつ公園キャンプ場>
しのつ公園キャンプ場は芝生がきれいに刈り込まれ、清潔感があり、初心者にもとても優しいキャンプ場です。
学生は、キャンプ場を見下ろすことができる展望台に上がって、キャンプ場の全景を確かめていました。
撮影作業(第一回)
◇7月29日(土) 晴れ
学生たちは先日の取材を踏まえ、夏のシーンはキャンプを中心に撮影することとしました。
天候に恵まれるように祈るような気持ちでいましたが、晴れて暑い日となり、撮影を行った「しのつ公園キャンプ場」は天候にも恵まれ、たくさんのキャンパーで賑わっていました。
この2日間でキャンプを楽しむ家族のシーンを撮影しましたので、学生たちの活動の様子をご紹介します。
<事前打ち合わせ、準備>
学生たちは緊張の中、撮影開始前に最終手順を確認し、早速準備に取りかかっていました。
<ドローンによる撮影>
効果的な動画とするため、ドローンによる撮影を行いました。
学生たちはイメージに合う場面を撮影するため、ドローンのオペレーターに細かい指示を出していました。
オペレーターの手元のコントローラーには撮影している場面がそのまま映し出されており、まるで自分が鳥になって上空から見下ろしているように見えました。
<食事風景>
ここからは今回の動画に出演いただくご家族をお迎えして撮影しました。まずは、レストランでの昼食シーンです。
最初に料理だけを撮影しました。テレビのグルメ番組でもよく見る料理のアップで、シズル撮影というそうです。
続いて、家族で料理を食べるシーンです。楽しく食事をしている雰囲気を逃さずカメラに収めようと、カメラマンの目は真剣です。
<テント内>
テント内で寛いだり、昼寝をするシーンでしたが、炎天下での撮影となったため、テント内はとても暑かったようです。
◇7月30日(日) 晴れ
非常に暑い日となりました。この日も様々なシーンを撮影しました。
出演する家族も学生たちも前日遅くまで撮影を行いましたが、疲れた顔も見せずに撮影に臨んでいました。
<しんしのつ産直市場>
「しんしのつ産直市場」で新鮮な野菜を買い物するシーンです。美味しい野菜に囲まれての撮影となりました。
<キャンプの受付>
キャンプの受付は「たっぷの湯」です。受付のシーンを撮影するため、フロント前で撮影の準備をしているところです。
<水遊び>
キャンプ場には、水遊びができる「せせらぎの川」という小川が流れています。
お父さんと子どもたちが楽しく水遊びするシーンを撮影するため、学生たちも水に入って撮影を行いました。
撮影作業(第二回)
◇9月21日(木) 晴れ
7月の撮影に続き、夏のシーンの撮影です。今回は、大人のキャンプをテーマに、モデルの出演による撮影を行いました。
当日の天気は、学生たちの熱意が届いたのか、前日までの雨模様が嘘のような好天となりました。
<事前打合せ>
学生たちは撮影の手順について最終確認を行い、さっそく準備に取りかかっていました。
<グランピング>
グランピングへの到着やハンモックでくつろぐシーンを撮影しました。学生たちはグランピングの魅力を余すことなく収めようと、真剣な眼差しで取り組んでいました。
新篠津自慢の新鮮野菜を手に取っているシーンです。学生たちは瑞々しい野菜の魅力が伝わるように丁寧に撮影していました。
グライダーに乗り込むシーンなどを撮影しました。広大な滑空場との対比がとてもきれいでした。
<バーベキュー>
バーベキューを楽しむシーンです。学生たちはバーベキューの準備を手早く行っていました。
夜間の撮影ということもあり、照明を使いながらの撮影となりました。
撮影作業(第三回)
◇2月11日(日) 曇りのち雪
今回は、若者のグループが冬を楽しむというテーマで撮影を行いました。日中はまずまずの天気でしたが、夜には風雪が強くなり、体の芯まで冷えました。
夏から行ってきました撮影もこの日で終了しました。今後は、編集作業になりますが、島田先生や学生の皆様には多大な時間と労力をかけて撮影いただき感謝いたします。
<たっぷの湯露天風呂>
夜の露天風呂を楽しむシーンですが、お客さんのいない時間帯に撮影を行う必要があるため、真夜中といっていいくらいの早朝の撮影となりました。
<わかさぎ釣り>
しのつ湖でのわかさぎ釣りは、大人気の冬のレジャーです。学生はわかさぎ釣りの醍醐味をどのように伝えるのか、試行錯誤しながら撮影していました。
<わかさぎてんぷら食事風景>
たっぷの湯では、釣ったばかりのわかさぎを天ぷらにしてもらえます。天ぷらを美味しく食するシーンを撮影しました。
<アクティビティ体験(バナナボート)>
スノーモービルで引っ張るバナナボートは迫力満点です。カメラマンがスノーモービルに同乗してバナナボートを撮影しました。
<アクティビティ体験(ジップライン)>
ジップラインは、ワイヤーを滑車で滑り降りていき、スリルを味わうことができるアクティビティです。滑り降りる決定的瞬間を逃さないように慎重にカメラをセッティングしていました。
<「村のシュークリーム」食事風景>
村内で栽培した米やソバを使ったシュークリームを新篠津村の地域おこし協力隊員が考案しました。学生はそのおいしさを映像で伝えるため、光の微妙な加減を調整していました。
<キャンドルナイト準備>
しのつ公園を彩るスノーキャンドルを撮影するため、学生も準備をお手伝いしました。日が落ちて暗くなるにつれ、風雪が強くなり、キャンドルへの着火に苦労していました。
<ラブかま>
撮影の締めくくりに、新篠津村での素敵な恋を演出するかまくら(自称:ラブかま)を撮影しました。
動画お披露目
これまで北海道情報大学島田ゼミや新篠津村地域おこし協力隊員と協働で進めてきた「新篠津村観光PR動画」が完成し、新篠津村地域おこし協力隊活動報告会におきまして、初お披露目しました。
新篠津村の夏と冬それぞれの魅力を余すことなく納めるため、厳しい暑さや寒さの中で撮影した動画を多くの地域住民の方にご覧いただきました。
それぞれのシーンを食い入るように見つめる住民の方からも感嘆のため息が漏れるほど、すばらしい出来映えでした。今後、この動画を活用して新篠津村の観光をPRしていきます。
学生の皆さん、地域おこし協力隊員の皆さん、本当にありがとうございました。
PR動画は全部で3タイトルあり、次のとおりユーチューブで公開中です。
(1)手ぶらでキャンプ編
(2)グランピング編
(3)冬編