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最終更新日:2018年3月13日(火)

★4 株式会社ショーワ

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平成29年度石狩市ものづくり企業見学・交流会(第1回)に参加した学生がまとめた企業紹介レポート第4弾

今回は、「株式会社ショーワ」をご紹介します★

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1  モノづくりのこだわりが生み出した製品の魅力

 株式会社ショーワでは、カーポートや融雪機、雪止めフェンスを中心として製造を行っている。

 見学会では、はじめに製品の紹介とモノづくりへのこだわりについて聞くことができた。
 カーポートは、「家CAR天下(かかあてんか)」という面白い名前がついている。屋根にトラス構造が使われているもの、片持ちであるもの、屋根を透明にして2階からでも自分の車が見えるようになっているものなど、独自のアイデアが製品となったものが多く、とても魅力を感じた。

 融雪機も「融冬静(ゆうとうせい)」という面白い名前がついている。その名前のとおり、低燃費で高い融雪効率を持ち、さらに低騒音であることが特徴となっている。

 雪止めフェンスは、屋根から落下する雪の軌道や衝撃を計算して、落雪のトラブルを防いでいるという。
 また、この製品は、後から顧客が自分でフェンスの高さを変えたり取り外したりできるように工夫されている。

 このような独特の製品を知り、モノづくりへのこだわりがとても強い会社であることが伝わってきた。

ルーフシェルター   片持ちカーポート
ルーフシェルターと片持ちカーポート(株式会社ショーワホームページより引用)


2  工場見学で見た確かな技術力

 工場では、ポールの穴あけ、切断、溶接、曲げ、熱処理、これらをロボット化した機械がある。

 ポールの穴あけは、他のポールや柱を通す大きな穴となるため溶断という手法を用いて行っている。
 この穴あけは元々外注していたが、受注料金が高騰したことをきっかけに穴あけ用の切断装置を作れないか試行錯誤し、ロボットと溶断用の機械を組み合わせて自社で製作したものである。ロボットアームのプログラミングも自社で行っていた。

 自分たちで製造過程をロボット化し利益を生み出していることを聞いて、「必要なものは自分たちで作る」という考え方がとても面白く、モノづくりをしていく上で大切なことであると感じた。

 カーポート製作の工程では、大きな重荷を支えられるようにパイプ内にトラス構造の部品を溶接していたことが一番印象に残っている。このような工夫は、顧客の安全を考えた素晴らしい技術である。

 溶接や溶断は人の手で仮止めなどを行っている部分もあるが、作業工程の多くは機械化されているため機械が作業しているものが多かった。
 機械にはプラズマとレーザーにより部品を切り離しているものがある。
 精度がそれほど重要でない部品はプラズマにより高速で切断し、精度が重要な部品はレーザー加工によりゆっくり丁寧に切り離しているなど、部品に求められる精度によって加工方法を変えていることが分かった。

 曲げ工程では、曲げ職人が作業をしているところを見ることができた。
 機械を用いて金属を曲げることは他の工程に比べ難しく、通常は一人前になるまでに何年もかかるという。しかし、この会社では先輩社員がきちんと指導をし、なんと半年ほどで一人前になれるという。

 曲げ工程でミスをしてしまうと破断した金属破片が自分に飛んでくることがあり、最悪、死に至る場合も想定されるなど危険を伴うため、高い技術力が必要とされることが分かった。

ロボットによる溶接   曲げ作業
ロボットによる溶接と曲げ作業の風景(学生が撮影した工場見学時の写真より)


  独自の技術はどのように製品に活かされているのか

 工場見学の中で見た技術力がどのように融雪機、雪止めフェンス、カーポートという製品に活かされているのかを見た。

 融雪機は、ほかのメーカーの製品と違い吸気部分に特徴がある。
 吸気口を融雪機の上につけるという特許を取得した技術を用いて低燃費で高い融雪効率を誇る製品を完成させている。
 吸気部分の説明を聞いて、工場内の作業工程で見た「できることは他を頼らずに自分たちで何とかして作り上げよう」という想いと確かな技術から生まれた製品であることが伝わってきた。

融雪機1   融雪機2
融雪機(株式会社ショーワホームページより引用)


 雪止めフェンスの見学では、曲げ工程で作成した部品が使われている。
 このフェンスは、三角形に曲げられた部品とボルトを組み合わせて簡単に取り付け、取り外しができるように作られている。
 基礎石で柱をしっかりと立てれば可動式ブラケットは障害物を回避したりなど高さを自分で変えられるように、また、夏場にはブラケットを撤去することもできるように作られているところから、顧客のことを考えた素晴らしい商品であると思った。

フェンス   雪止めフェンス
雪止めフェンス(株式会社ショーワホームページより引用)


4  交流会から学ぶモノづくり

 交流会では、モノづくりへのこだわり、モノづくりの面白さを知ることができる素晴らしい機会となった。

 はじめにカーポートに関して、「片持ちカーポートでは風による影響に対応できないのではないか」と質問してみた。
 この質問に対し社長さんは「おっしゃるとおりである」と言った。風があると雨や雪の影響を受けてしまう点に関しては仕方ないという。
 しかし、片持ちカーポートの利点は柱が2本であることであり、4本柱のカーポートより雪かきがしやすい。この雪かきのしやすさが、「このような製品があったら良いのに」という顧客の立場に立って、開発されたものの証なのだ。

 カーポートは4本柱であるのが基本であるという認識に対して2本柱でカーポートを作ろうという考え方から、他社にはないものを作ることをモットーとしていることが分かる。

 また、片持ちカーポートは一人の顧客が買ってくれればそれをみて口コミで連鎖的に周りの人に知ってもらうことができ、買ってくれる人が増えることが多いという。

 このような社長さんのモノづくりに対する姿勢は、我々にとって良い刺激となった。
 社長さんは「できない」とは言わず、「どうしたらできるか」を考えるようにしており、従業員に対しても同じように「どうしたらできるのかを考えろ」と言い続けているそうだ。

 その結果として様々なアイデアから独特な製品が生み出され、特許や実用新案の取得に繋がっているのだと思った。

 社長さんは、得られた利益は会社の製品開発のための資金や従業員へ還元のために使うという。会社のため、従業員に頑張ってもらうためにこのようなことをできるのは素晴らしいと思った。

 今後、就職活動するときや就職してからも社長さんのモノづくりへのこだわり、面白さを思い出して働けるようになりたいと思った。

片持ちカーポート
片持ちカーポート(株式会社ショーワホームページより引用)


企業の概要など

  • 業務内容
      土木資材、橋梁用防護柵、ネットフェンス、ノンレール門扉、住宅資材、カーポート、埋没型融雪機、
    落石防護柵の製造販売 など
  • 代表者名
      代表取締役 山崎 三朗
  • 住所
      石狩市新港東2丁目4-8
  • 電話番号
      0133-62-5611
  • 企業ホームページ
      http://www.showa33.com


このページに関するお問い合わせ
北海道石狩振興局産業振興部商工労働観光課主査(雇用対策)
〒060-8558 北海道札幌市中央区北3条西7丁目
電話番号:011-231-4111(内線34-424)
FAX番号:011-204-5179