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石狩の分類: 産業・経済 > 農業全般

最終更新日:2016年6月02日(木)

ジャガイモシロシストセンチュウの確認について



 オホーツク総合振興局管内網走市のばれいしょ生産ほ場において、これまで国内では未確認だったジャガイモシロシストセンチュウが確認されました。
 今回、北海道内で栽培されているジャガイモシストセンチュウ抵抗性のばれいしょ品種への寄生が確認されたことから、ジャガイモシストセンチュウに対する有力な対抗手段であるジャガイモシストセンチュウ抵抗性品種の栽培が、本種に対しては効果を発揮できない可能性があるため、本種の発生拡大には注意を要します。
 ばれいしょ生産者の皆さんはセンチュウの早期発見と発生実態の把握のため、次のまん延防止対策の徹底をお願いします。
  1. ジャガイモシストセンチュウ及び土壌の移動防止
    (ジャガイモシストセンチュウの付着しているばれいしょの選別、生産物に付着する土壌の輸送時の飛散防止、農業機械等に付着する土壌の洗浄等)
  2. 線虫が高密度で確認されているほ場における土壌消毒等、線虫の発生密度を低減させる対策の実施
  3. ばれいしょの連作の自粛
  4. ばれいしょの作付け前の土壌診断の徹底
  5. 種馬鈴しょ(原種、採種)について、栽培中の線虫の発生に一層の注意を払うこと

 なお、この線虫は人畜には無害で、当該線虫が付着した馬鈴しょを食べても健康を害することはありません。

関連情報(外部サイトへのリンク)


ジャガイモシロシストセンチュウの概要

〔学名〕  Globodera pallida (Stone)Behrens
〔英名〕  White(or Pale) potato cyst nematode
〔分布〕  米国、カナダ、ヨーロッパ、ロシア、カナリア諸島、エクアドル、コロンビア、チリ、パナマ、フォークランド諸島、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、インド、パキスタン、トルコ、ニュージーランド等
〔解説〕  馬鈴しょ、ナス、トマトなどの根に被害を与える線虫。雌成虫の体長は、0.4mm~0.6mm。ジャガイモシストセンチュウ同様、馬鈴しょの根に寄生し、卵を抱えた雌の体が硬い包嚢(シスト)となって、寄生植物が現れるまで、土中で20年以上生存するとされる。ジャガイモシストセンチュウの雌成虫が、白から金色に変化するのに対し、ジャガイモシロシストセンチュウは乳白色。このため、根を観察すると白色のつぶができたように見える。
 ただし、成熟し、根から離れる時期のシストは、どちらも褐色となる。

ジャガイモシロシストセンチュウの写真
(写真をクリックすると大きな写真が別ウィンドウで開きます)
ジャガイモシロシストセンチュウの雌成虫 破砕したシストと内包されていた卵
ジャガイモシロシストセンチュウの雌成虫 破砕したシストと内包されていた卵
(小野寺原図)   (小野寺原図)  
根に着生しているシスト 根に着生しているシスト
根に着生しているシスト 根に着生しているシスト
(千石原図)   (小野寺原図)  
写真提供は北海道立総合研究機構